できるかな?打楽器プレイヤーへの挑戦状~初級編~
「ルーディメンツや基礎練習はやりつくした」というそこのあなた!
今回はそんなあなたの力を試すブレンドミュージックからの挑戦状を送ります!
「我こそは!」と腕を鳴らす打楽器プレイヤーの皆さん!
ぜひチャレンジしてみて下さい。
もちろんメトロノームを使いましょう。
それでは参ります!
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この記事の目次
Eight on a Hand
Eight-on-a-hand
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「馬鹿にしているのか」というお声が聞こえてきそうですが、あえて言いましょう。
「Eightbeat(8分)こそ至高である」と。
基本中の基本であるこの楽譜は、おろそかにされがちです。
しかし、8分音符を刻むという感覚をつかむだけでなく、「リズム感のよい耳」を育てる第一歩として有効な副作用もあります。
「自分の演奏がずれていると言われるけれど、よく分からない」という方は、まずはこの練習を気が遠くなるくらいやってみましょう。
そうすると、「気持ち良いリズム」と「気持ち悪いリズム」が理解できるようになり、結果として「気持ち良いリズム」を目指そうとする癖が着きます。
Eights Dynamics
Eights Dynamics
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先ほどの8分音符にダイナミクス、つまり強弱・抑揚をつけた楽譜です。
正確なクレシェンド・デクレシェンドは「非常に難しい」です。
32nd Note Singles#1
32nd Note Singles#1
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単調な16分と32分音符で構成されている楽譜。
しかし規則性が存在していることにお気づきでしょうか?
…前半の2小節と、後半の2小節では「右手の動きは変わっていない」ということです。
前半の2小節で右手の動きの感覚をつかみ、後半の2小節では左手を右手の間に入れる「だけ」です。
楽譜の通りにできたら、今度は手順を逆にして(左手スタート)やってみましょう。
16th Note Timing#1
16th Note Timing#1
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これ見たことある!という方もいらっしゃるかもしれません。
これは打楽器の基礎練習でおなじみ、通称「虫くい」。
16分音符の1つが、まるで虫が食べてしまったかのように抜けていることからそう呼ばれています。
そして、この楽譜にも規則性があります。
1,3,5,7小節には16分音符、それ以外の小説には虫くいのリズムがあります。
2,4小節目は右手が8分音符を叩き続け、6,8小節目は左手が8分音符(16分音符の裏)を叩き続けます。
片方の手は必ず一定のリズムを刻んでいる感覚をつかみましょう。
16th Note Timing#2
16th Note Timing#2
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16分シリーズ第2弾。
先ほど「16th-note-timing1」で登場した虫くいのリズムだけが並んだ楽譜です。
後半に向かうにつれて、各リズムが登場する間隔が狭くなっていきます。
慣れるまでは混乱してしまうかもしれませんね。
16th Note Timing#3
16th Note Timing#3
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16分シリーズ第3弾。
今度は16分音符の中の2つが虫にくわれたリズムが登場します。
ここで身につけたいのは、「休符を演奏する」という事です。
休符は休みでしょ?と考えてしまいがちですが、「休符は叩かない演奏」なのです。
本当に休んでしまったとしたら、次の演奏し始めには乗り遅れてしまいます。
休符の分をしっかり感じて練習してみましょう。
Triplet Grid
Triplet Grid
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いよいよ3連符です。
いわゆる「アクセント移動」の譜面。
この譜面に苦手意識を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
最初からスムーズにできるものではありませんので、リラックスしながら、スローテンポからはじめましょう。
Inverted Triplet Grid
Inverted Triplet Grid
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「Triplet Grid」と比べてアクセントの位置が逆(Inverted)になったものです。
ちなみに、Invertedの逆はForwardと呼びます。
感覚はそんなに変わらないので、同様にゆっくりとやってみましょう。
Double Accent Triplet Grid
Double Accent Triplet Grid
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3連符シリーズ第3弾。
アクセントが2つに増え、難易度も少し上がっています。
16th Note Grid
16th Note Grid
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先ほど3連符で登場したアクセント移動の16分版。
3連符ができた方なら、比較的簡単にできると思います。
16th Note Grid – Double Accent
16th Note Grid – Double Accent
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16分アクセント移動のアクセントが2つになったパターン。
先ほどとは難易度が段違いにアップします。ゆっくりゆっくりやってみましょう。
Sanford Double Beat
Sanford Double Beat
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初級編の最後を飾るのはこちらの楽譜。
特に2つ打ち(ダブルストローク)の3,4,7,8小節目が鬼門になります。
「メトロノームの音がどのタイミングで聞こえるのか」を理解できるまでは完成とは言えません。
感覚で理解し、体が覚えるまでやりましょう。
いかがでしたか?
初級編とは言え、苦戦しても不思議ではない内容だったと思います。
楽譜通りできた!という方はそれぞれの楽譜を、様々なテンポ、様々な抑揚でやってみると更に上達できますよ。
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次回の中級編もお楽しみに!
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