どれを選ぶ?打楽器プレイヤーのマストアイテム練習パッド
打楽器プレイヤーならば必ず一度は悩む「自宅での練習」。
多くの打楽器はサイズの大きさから簡単には持ち運べず、演奏時の音量もはや騒音レベル。
実際の楽器を使った練習はなかなかできないのが現実。
そこで登場するのが今回ご紹介する「練習パッド」。
ほぼすべての打楽器の演奏に必要な「ストローク」をはじめ、スネアドラムやタム、ティンパニといった「膜鳴打楽器」の演奏に必要な「リバウンド」の練習が自宅で静かに練習ができます。
今回はそんな打楽器プレイヤーのマストアイテム「練習パッド」の選び方をご紹介します。
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サイズ
機能や見た目にこだわりがちですが、実は練習パッドのサイズがとても重要です。
一般に6~14インチの製品がありますが、大きさによって使い勝手も変わってきます。
ちなみに、1インチ=2.54cmです。ぜひ覚えておきましょう。
6~8インチ
コンパクトで持ち運びに適しています。
自宅だけでなく、本番前のウォーミングアップ用に使いたいという方には、軽くてかばんに入れて持ち運べるこのサイズをおすすめします。
ただし、スタンドなどで固定せずに叩く場合、少しずつパッド本体がずれていくことが弱点。
10~12インチ
サイズ的に持ち運びには向きません。
自宅での練習で使いたいという方に適しています。
スタンドなどで固定しなくても、ずれたりせず安定感があります。
打面の素材
基本的には「ゴムのような素材」で作られていますが、微妙な違いがあります。
リバウンドが強く、叩いた時の「コツコツ」音が小さい柔らかいゴム。
リバウンドが弱く、叩いた時の「コツコツ」音が大きい固いゴム。
また、電子ドラム等に使われるメッシュ素材のパッドもあります。
メッシュ素材の場合、ドラムのヘッド(皮)のように張り具合を調節できるので、リバウンドの強さを調整できる利点があります。
更に、メッシュ素材は消音性が高く夜中に叩いても迷惑にならない程です。
夜中にも練習したいという方にはおすすめです。
機能
ハーフ&ハーフ
柔らかい部分と固い部分が一面に並んでいるため、使い分けがしやすい。
例えば2人で練習したい時に1人が固い部分、もう1人が柔らかい部分を叩くことで互いの音を聞きわける事ができます。
また、1人でも右手は固い部分、左手は柔らかい部分と叩き分ければ弱点を発見しやすくなります。
例としてVATER(ベータ)というメーカーのVCB12S2という製品を動画で紹介します。
ちなみに私もこのパッドを使用しています。
リバーシブル
柔らかい素材の面と、固い素材の面が表裏一体となっている。
使い分けたいが、広い打面で練習したいという方におすすめ。
なお、リバーシブルのモデルはパッド本体の重量が重くなりますのでご注意下さい。
シンバルスタンドへの取り付け
一部の練習パッドはシンバルスタンドに取り付けることができます。
金具の部分をネジのように回して取り付けます。
リバーシブルモデルにはこの機能はありません。
下の写真のように裏面の真ん中に取り付け用の金具がついています。
写真:Amazon.co.jp VATER / VCB12S2
番外編
まずは他の製品とは一味違う、ロングセラーのパッドを紹介します。
まずは動画をご覧ください。
こちらはREMO ( レモ ) の PP-5という製品です。
粘土のように形を自由に変えることができるパッドです。
ただし、夏場の暑いときにはドロドロになったりして机にくっついて取れなくなってしまうことがあります(実体験)。
他のパッドに比べて安いですが、机など安定した場所がないと練習はできないので注意が必要です。
それにしても動画のおじさんがとても楽しそうですね(笑)
続いて、こちらはドラムセットを模したタイプのパッドです。
DW ( ディーダブリュー ) の CPPADTS5という商品です。
1つのパッドだけでなく、ドラムセットの形で練習がしてたい!という方にはおすすめ。
ちなみに、動画中央に写っている、バスドラムの部分はDW ( ディーダブリュー ) / CPPADBDSSという別売りの商品なので注意が必要です。
そして、番外編の最後を飾るのはこちら。
パッドという趣旨からは外れてしましましたが、ドラムセットを自宅で練習したい方にとっては救世主とも呼べるミュートのご紹介です。
自宅で練習したいけど、エレキドラムはちょっと…という方も、このミュートを使用すれば生ドラムを手軽に練習することができるかもしれませんね。
以上、練習パッドをご紹介しました。
この他にも足にゴムバンドで固定してひざの上で練習できるタイプのものや、スネアドラムの上に置いて使うミュートタイプのものもあります。
ぜひお気に入りのパッドを見つけてくださいね!
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