おすすめ!ボーカリストのレコーディングに向けた練習方法【その6】
第6回目「ボーカリストのレコーディングに向けた練習方法」。
レコーディングに向けた本格的な練習方法をはじめましょう!
歌詞は印刷したものを見るべし。
今回は歌詞についてです。
最近は便利な時代になり、スマートフォンやタブレットでも歌詞が見れるようになりました。
自分で作った歌詞も入力して保存することも出来ますし、書いたものを写真などで撮って持ち運ぶ事も簡単に出来ます。
しかし便利になったからこそオススメしない事があります。
レコーディングの時に、携帯やタブレットに打ち込んだ歌詞ではなく、紙に書いた歌詞、または印刷した歌詞をみるという事です。
意識こそがすべて
人は便利になると何でも応用して使うようになります。
歌詞を見ながら歌う時も携帯に打ち込んだ歌詞や、写真で撮った歌詞などをみる光景を最近よく見かけます。
実はこれはあまり良くない光景です。
何故良くないのかをお伝えしていくと、
①しばらくすると画面が自動的に暗くなってしまう
「なんだそんなことか」と思われるかもしれませんがとても重要なことです。
暗くなった画面を触って明るくしようとすると、歌っている最中にマイクと口の位置が一時的に離れてしまいます。
この触る時まで歌っている時のマイクの位置を気に出来ますか?
マイクから離れると離れた箇所は小さくレコーディングされます。
折角の歌が綺麗に聞かせられない事になるので携帯はオススメ出来ません。
「それじゃあ画面を付けっぱなしに設定すればいいじゃないか」という方は次に気をつけたいことをお伝えします。
②気をつける場所を分かりやすく書き込めない
勉強などでもそうですが重要なところというのは、蛍光ペンで印を付けたり、注意書きをすると思います。
携帯などの電子機器は、パッと書き込むことが出来ません。
これでは気をつけたい箇所はすぐに判断が付きません。
レコーディングとは音を撮り込む作業である事は間違いありませんが、撮ることで自分の弱点を確認するものであると考えています。
ですから「撮り終えたら終了!」ではないのです。
それじゃあ書き込めるアプリを取ったりして改善すれば大丈夫じゃない?今はそんなアプリもあるでしょ?という方も、もしかしたらいるかもしれませんが、これはどうでしょう……
③どこからでも始められるように全体の歌詞を見ることが出来るか
レコーディングとは時間との戦いです。
時間をかければかけるほど料金も高くなります。そんな中エンジニアさんやメンバーからこんな事を言われる場面があります。
「サビ終わりの後の2番Aメロのところから始めます。」
さあ大変です。
携帯で見てる方は携帯を片手に持ち画面を上下にスクロールさせ、小さい画面や文字とにらめっこし場所を探します。
印刷してある人なら全体の歌詞が見えるので指差しすればすぐわかります。
そんな中携帯の人は探し出してからまた携帯を元の位置に戻します。
気を付けてほしいポイント
もう1度いいますが「レコーディングは時間との戦い」です。
時間のかかることは前もって無くしておくに越した事はありません。
そして携帯は目の前にあるわけではありません。目の前にあるのはマイクです。
基本的には目の前に携帯を置くことは出来ないと思って下さい。
「なら携帯を持って歌えばいいじゃないか!」と思われる方。
…ここまでくると僕はお手上げなので、もう携帯を片手に歌えばいいでしょう。
周りの目を気にしないのであればそれも1つの方法でしょう。。。
歌詞を印刷し譜面台に置くという事で全て解決すると思って下さる方は是非そうしてください。
携帯で見る利点は「いつでも見れるから」「便利だから」それだけです。
印刷する事もそれほどお金もかかる話ではありませんし、出来ることとしてやって置くのはいい事でしょう。
まとめ
僕が同じバンドメンバーやエンジニアの立場だったら、正直「携帯で歌詞見るのかー…」というマイナスイメージを感じてしまいます。
ボーカリストの方は事前準備が足らないと思うことが良くあります。
良かったら騙されたと思ってやって下さい。損はしないはずです。
レコーディングのお問い合わせ
メール ⇒ bm.info.bm@gmail.com
LINE ⇒