大学?団体?カレッジスタイルとコースタイルの違いを徹底解説!
一糸乱れぬパフォーマンスで観客を魅了するマーチング。
見ているだけでも熱い気持ちにさせてくれるマーチングですが、2つのスタイルに分かれていることをご存じでしょうか?
今回は、マーチングのスタイルについてご紹介します。
ドリル(ショー)マーチングにおいて、2つスタイルがあります。
1つは、コースタイル。もう1つはカレッジスタイルです。
項目ごとに分けて、両者の違いをご説明します。
合わせて読みたいおすすめ記事
初心者もこれで完璧!マーチング用語集2015!
スポンサーリンク
動作
コースタイル
上半身の揺れを防ぐため、前進する場合はかかとから着地しつま先に向かって足の裏で半円を描くように歩く。後進の場合はバレリーナのようにつま先を地面にするように歩くなど、楽器の演奏に支障が出ない合理的な動きといえるでしょう。
カレッジスタイル
ひざの高さまで足を上げる歩き方や、上げた足のつま先を地面に向ける等、「振り付け」と言えるアクションが特徴。
使用楽器
使用楽器に関しては、時代の流れにより各スタイル発足時から変化しています。
コースタイル
木管・金管・打楽器から編成されています。
また、バッテリーに関しては、バスドラムはインチ(サイズ)の異なる複数台(3台~5台が一般的)を使用し、全体としてマルチ(テナー・クオッド)のような役割を1台1台が担う。
スネアドラムは高いピッチにチューニングする。ヘッドを張り過ぎて破れることもある。
管楽器に関しては、ビューグルと呼ばれるG管の楽器を使用していましたが、本場アメリカの世界大会DCIにてG管以外の楽器の使用が認められたことをきっかけに通常の楽器に移行し、現在ではビューグルを使用するチームの方が少数となっています。
カレッジスタイル
当初は金管と打楽器で、木管楽器のない編成でした。
しかし、現在では木管楽器も使用されるようになっています。
また、バッテリーに関しては、バスドラムは口径の大きなサイズのものを1、2台使用します。
スネアドラムのチューニングはコースタイルと比べ低いピッチにします。
管楽器に関しては、コースタイルとは異なり、当初から吹奏楽などのコンサートバンドと同じ楽器で編成されました。
管楽器の中でも特筆すべきはやはり「スーザフォン」でしょうか。白い大蛇のような佇まいは、一度見れば目に焼き付くほどのインパクトです。
エンターテイメント(映画・舞台)
コースタイル
「 blast ! 」(ブラスト)はコースタイルのマーチングを、エンターテイメントにより特化したショー。
ダイナミックな打楽器パフォーマンスやカラーガードにはただただ驚かされます。終焉後の会場外でのパフォーマンスまで含め、大満足な内容でした。
カレッジスタイル
「DrumLine」(ドラムライン)は2004年のアメリカ映画 。
カレッジスタイルのマーチングバンドを題材にした、汗と涙あふれる青春ストーリー。ラストのショーは圧巻です。
個人的にはシンバル隊のカッコ良さに気付かされた映画でもあります。
参考資料(動画)
コースタイル
沖縄県西原高校マーチングバンド
カレッジスタイル
早稲田摂津高校ウィンドバンド
マーチングの2つのスタイルをご紹介しました。
ちなみに、現在は両者の特徴を取り入れた新しいスタイルのショーも増えており、マーチングの可能性は広がり続けています。
今後もマーチングから目が離せませんね!
スポンサーリンク